潜在意識で望んでいること = 現実で起こっていること(シータヒーリング掘下げ実践例)
シータヒーリング練習会でのペアワーク実例を解説します。
主訴・セッションのお題:
人の話などをすぐに忘れてしまう、忘れてしまうのが怖くて常にメモを取ろうとしてしまう。
どうなりたいか?:
メモなしでも円滑にコミュニケーションが取れるようになりたい。
「忘れてしまうと最悪どうなるんですか?」
と恐れの根源を探る方法でセッションはスタートしました。
そして恐れの土台っぽいところにたどり着いたのですが、
筋肉反射テストは何度試しても「NO」、土台にたどりつけず行き詰ってしまいました。
ここで私が提案しました。
「『覚えることができたら最悪どうなるんですか?』と聞いて掘り下げてみてください。」
ここから再スタートしていくと
「過去のミスや間違いを覚えているとしんどいです。」
とデメリットといえる言葉が出てきて、さらに進めていくと
「忘れることで無垢でいられる。」
「忘れることで純粋でいられる。」
などメリットといえる思考が発見されました。
そのあとは解決へとスムーズに向かっていきました。
さて、
「忘れてしまうと最悪どうなるんですか?」では行き詰り
「覚えることができたら最悪どうなるんですか?」ではうまくいきました。
なぜでしょうか?
どうすれば最初から
「覚えることができたら最悪どうなるんですか?」
と質問をすることができたのでしょうか?
このセッションでは始めにクライアントさんが
「忘れてしまうのが怖くて」と言っています。
なのでシータヒーリングの掘り下げ8つのショートカットに従うなら『恐れ』、
「忘れてしまうと最悪どうなるんですか?」と尋ねるのが自然な感じがしますが間違いなのです。
重要なポイントは
潜在意識で望んでいること = 現実で起こっていること
であるということです。
これが理解できていれば
顕在意識の思い:
「忘れてしまうのが怖い」
現実で起こっていること:
すぐに忘れてしまうという現実
ということから
クライアントさんの潜在意識は『忘れる現実を選択している』
ならば潜在意識は『忘れずに覚えていること』に対し恐れを持っている・ネガティブな思考を持っている可能性がある。
ということに気付くことができます。
そうなれば
「覚えられるようになると最悪どうなるんですか?」(恐れへのアプローチ)
「覚えられるようになるとどんなことが起こりますか?」(不可能へのアプローチ)
などの質問でスムーズに解決へと向かうことができます。
シータヒーリングのセッションでは『創造主の声に従う』というのが大原則ですが、
創造主とのコミュニケーションを明確に行うためにもクライアントさんの現状を明確に理解する必要があります。
潜在意識で望んでいること = 現実で起こっていること
であるということを常に忘れないでください。